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スポーツ時の外傷についての説明

スポーツ外傷直後の応急処置の基本的方法について

スポーツ時の外傷についての説明

1、骨折とは
骨折とは骨の連続性が絶たれた状態と定義され、完全骨折不全骨折(?線診断でヒビなどといわれる状態)に分けられます。スポーツ時における骨折は相手とコンタクトするプレーや転倒など通常の骨に対してその耐えうる強度を超える強い外力が加わることで生じます。また、別にスポーツではハードなトレーニングの繰り返しなど、オーバーユース(使い過ぎ)で生じる疲労骨折(一度だけでは骨折を起こさない程度の外力が繰り返し作用して起こる骨折で、金属に繰り返し外力が作用したときに起こる疲労現象に似ていることから付けられた名称)と呼ばれるものもあります。

2、脱臼とは
脱臼とは相対する関節面(関節を成している骨同士)の接触が完全に失われた状態と定義されています。また、完全にではなく部分的に失われた状態は亜脱臼と呼ばれるものです。

3、捻挫とは
捻挫とは関節の正常な可動(動き)の範囲を超えて強制的に関節が動かされた状態です。それにより関節を支持している靭帯などを痛めてしまいます。
膝や足、手首の関節で生じやすい。

捻挫は受傷の程度によってⅠ度〜Ⅲ度に分けられる。

・Ⅰ度:少しの腫れと圧痛(患部を押したときの痛み)がある。

・Ⅱ度:(部分断裂)Ⅰ度より腫れがひどく、関節運動困難

・Ⅲ度:(完全断裂)重度の腫れと内出血を関節を動かせない。

4、打撲とは
打撲とは打撃や衝突、墜落などの際に強打し、関節や筋肉など軟部組織を損傷した状態。

5、肉離れ(挫傷)とは
肉離れとは筋肉繊維の部分断裂で、スポーツ時などの運動時に筋肉の張力を超えて筋が伸張されることによって起こります。ウォーミングアップ不足や筋肉疲労の蓄積により筋肉の柔軟性が低下していた場合に発生しやすいです。

※これらの外傷はカイロプラクティックの適応範囲外です。外傷を負った場合はスポーツドクターのいる整形外科クリニックを受診して下さい。その後の急性期以降のリハビリ、もしくは機能回復についてはスポーツカイロプラクティックの得意とするところですご相談下さい。

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スポーツ外傷直後の応急処置の基本的方法について

スポーツ時に外傷を負ってしまったら速やかに応急処置として次のことを行います。
基本的な応急処置としてRICE処置があります。

1、安静(Rest)
大きな外傷はもちろん、小さな外傷でも、動かしていると痛みや腫れは、なかなか引かず、治りが遅くなります。

安静

2、冷やす(Icing)
ほとんどの外傷は、熱と腫れを伴いますので氷嚢などで冷却をします。
アイシングを1時間に20分、40分後にまた20分と繰り返すと急性期の痛みを和らげ回復を短縮する効果があります。

冷却

3、圧迫・固定(Complession&Support)
テーピングなどや固定器具を使用し、患部を保護するために固定をします。圧迫することで、腫れを抑えて回復を短縮することが出来る。

圧迫

4、高く上げる(Elevation)

痛みと腫れを防ぐため、患部をなるべく高く上げます。

高挙

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