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〜太陽の光は、あなたのうつ病や自律神経失調症、不眠症を改善させます〜

光療法人間だけでなく、生物は光に多大な影響を受けて生きています。
晴天の日は気分も晴々するし、
梅雨の時期は雨ばかりで「ゆううつ」になりますよね。
これは太陽の光(日光)を浴びているか浴びていないかの
差によるものです。

人間の生命活動を司る働きをする自律神経機能には交感神経(動く神経)と副交感神経(休む神経)の二つがあります。
この自律神経機能は不随意すなわち自分の意思とは関係なく働く、人間に備わった原始的な機能です。

交感神経は昼間、副交感神経は夜に働きます。

この昼間と夜を人間は太陽の光で区別しています。
日中は太陽の光は透明で色はありませんが、
実は日中の日光は青色が強く、
そのため晴れている空は青いのです。

 

この日光は目から脳に入り、視交叉上核(しこうさじょうかく)というところに届き、体内の時計を太陽の時間に合わせようとします。
つまり、太陽の光を浴びると昼間だから交感神経を活発に働かせようとするのです。そのため晴々とした青空を見ると、気分も晴々して元気も出てくるのですね。

 

 

目から視交叉上核から入ってきた日光は、次に脳の松果体(しょうかたい)に届きます。松果体は、光が入ってきた10〜14時間後にメラトニンというホルモンを出します。

メラトニンは睡眠を司るホルモンでメラトニンが出てくるから人間は眠れるのです。そして眠りは副交感神経を働かせ、副交感神経は体のあちこちを治す働きをします。
つまり、昼間に日光を浴びないと、日中に元気が出ないだけでなく、 夜は眠りにくくなり、副交感神経が働かなくなり、自律神経失調症やうつ病が治りにくくなってしまうのです。

 

 

光療法

 

現代人は日光をあまり浴びていません。

(ガラス越しだと光の効果は半減します)

そのために、うつ病や自律神経失調症、不眠症(睡眠障害)になっている方も多いのです。
特に冬季に起きるうつ病などはこの日照時間との関係が指摘されております。
当院ではこのような状態にも対応できるように、光療法を行っております。
当院の光療法で使用される光は自然光を当てた時とできるだけ同じ色に見えることが良いとされています。自然な色を再現することを「演色性」といいます。当院ではこの「演色性」の高い優れたランプを使用した特殊機器を使用します。これによって体に対し、昼間の日光と同じ効果があるといわれている光を再現しています。

光療法は、正確には「高照度光療法」と言われ、非常に明るい光を目から取り入れて、視神経を通して脳に働きかけることによる治療法です。

日本では光療法をしている病院や治療院は非常に少なく、一部の大学病院だけです。そこで当院では大学病院など先端研究機関で使用されているタイプと同じ光療法機器を使用しております。

 

 

光療法が実際に人間の脳の中でどのように働くか図を使ってもう少し詳しく見てみましょう。

(2500ルクス以上の光で体内時計をリセット)hikari

光療法の効果について

体内時計をリセットして生体リズムを整えます。
光療法は、体内時計をリセットし生体リズムを睡眠状態から覚醒状態に切り替え、昼と夜のメリハリをつけることが可能です。

  1. 体内時計をリセットして、生体リズムを睡眠から覚醒に切り替える
  2. 更に十分な光を浴びて覚醒度を上げ、昼夜のメリハリをつける

 

〜光療法の二つの働き〜

これにより生体リズムを整え、悪いリズムからよいリズムにシフトさせ、しっかりとした深い眠りに導くことができます。この光療法と生体リズムの関係を、「睡眠から覚醒」「昼夜のメリハリ」という視点で、もう少し深く説明します。

光療法は二つの働きで生体リズムを活性化

 

光療法

〜体内時計をリセットして生体リズムを整える光療法 〜
(光療法推進員会HPより引用)

 

光療法は自律神経専門療法を受けた方のみ無料でお受けできます。ただし、時間や予約状況により受けられないことがあります。 光療法のみをお受けになる場合は2100円になります。

 

光と自律神経の関係性


上記の通り、光は自律神経に大きな影響を与えています。そのため、夜に強い光を浴びると交感神経という脳が緊張する神経が働きます。そのため不眠などにもなります。
例えばパソコンなどを行うと、脳が光を感知して脳を緊張させてしまいます。
また夜中にコンビニなどに20分以上いると、脳が緊張しやすくなります。
これはコンビニの店内が明るいために起こります。
それとは逆に、脳をリラックスさせる光もあります。
それは、オレンジ色の光です。日が沈む夕日の色はオレンジ色をしています。
また、昔人間は夜にはたき火などで光を取っていました。
たき火の色もオレンジ色です。
ですから、オレンジ色の光は脳をリラックスさせるのに適した光の色なのです。

光療法

そして、電球の光の色もオレンジ色をしています。
この光が脳をリラックスさせるのですね。
昼間の太陽の光は5500ケルビンという光の色をしています。
そして夕日は3500ケルビンという光の色をしています。
そして電球の色も3500ケルビンなのです。
うつ病の方、不眠症など自律神経失調症の方、
寝る前は電球の光の中で暮らしてみて下さい。
眠りやすくなると思います。

光療法

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